

涙は、結膜や角膜を保護する大切な役目をしていますが、涙が少なくなったり涙の成分が変わったりすると、目の表面が乾いて、結膜や角膜の上皮がはがれて“肌荒れ”のような状態になります。これを乾性角結膜炎(ドライアイ)といいます。テレビゲームやパソコンなどの画面に集中することによってまばたきの回数が減ることが原因の場合もありますので、乾きによる異物感、まぶしさなどを感じた場合はなるべく目を休ませ、人工涙液などの点眼をしましょう。またドライアイが原因で他の眼病につながるリスクもありますので気になるときは受診することをおすすめします。

角膜は透明で血管のない組織ですが、その角膜に強膜から血管が進入し、角膜中央に向かって延びる障害で、ソフトコンタクトレンズの装用者に多く見られます。原因は角膜の慢性的な酸素不足です。コンタクトレンズの長時間装用、レンズの酸素透過度、サイズ、厚さ、フィッティング、目の涙液量、ドライアイなどが関係しています。角膜内皮細胞数が減少し、最悪の場合、角膜の透明度が失われて視力障害につながる場合もあるので、コンタクトレンズを選ぶ際は、生活スタイルや目に合ったものを選ぶ必要があります。 | ![]() |
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