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 MIDO2006(第36回国際眼鏡見本市) レポートD


 lafont(ラフォン)をご紹介しましょう。
近年はテーマである東洋的神秘なデザインコンセプトは変わず、マダム・ラフォンの奥深さを改めて実感した展示会でした。

ラフォンはもともと、奇抜なカラーリングやフォルムというものではなく細かい部分へのこだわりです。その繊細なデザインのバックに80年の歴史を感じさせてくれます。

例えば、このモデルは異素材のとの組み合わせが目を惹きます。
また、よく見るとわかりますがフロント上部に施されたデザインが東洋的神秘を髣髴させてくれます。


その細かい模様の一つ一つが飽きさせることなく、観る人に心地よい印象を与えています。
流行に全く左右されない永く使えるデザイン!それがラフォンの特徴の一つです。


さて、次のこのモデルはご覧のようにフロントからサイドにかけて同系色でまとめた、メタル素材の落ち着いたフォルムを採用しているモデルです。
特徴は耳にかかる部分だけにブルーを配色しています。
これもすばらしい演出です、さすがマダム・ラフォン!!

そう、これは掛けたときに耳の上から後ろにかけて通常は髪があるため、はっきりとは見えません。ほんの少しチラッとだけ見えるブルーが、掛けている人の新たな一面を垣間見たような気にさえしてくれます。


左列のモデルははアセテートフロントの上部にメタルを貼り付けてあるモデルです。一見、木の装いをまとったように感じる木目調のデザインが秀逸です。
男女関係なく、落ち着いた雰囲気を醸し出してくれるフォルムとカラーです。なんとなく「日本」をイメージしたのは贔屓目でしょうか(笑)

右列のモデルは格子状にブルーとクリア、オレンジとクリアを組みあせてあり、その組み合わせがもたらす効果として奥深さを演出してくれています。でも、決してうるさい感じではなく、どちらかといえば清楚なイメージが漂うモデルです。フロントフォルムはスタンダードタイプですから、正面からのイメージと側面からのイメージが変わっていて、自分演出には欠かせないモデルですね。


このモデルはメタル素材に模様を書き込み、模様のない部分は溶解させて「すかし」となっています。
見た目は派手に見えますが、掛けていただけると人の肌色が「すかし」の部分から見えて、フレームカラーとのコンビネーションで優しいイメージでお使いいただけます。
ちょっとしたアクセントであり、見た目ほど強い印象はありませんから、さりげなく美しさを演出するのに最適です。



最後はご覧頂くとお分かりの唐草模様のデザインモデルです。
マダム・ラフォンがインスピレーションする東洋的神秘はこんなイメージでなんでしょうね。
色鮮やかなカラーに模様を施し、それが掛けたときにコントラストとなって美しく全体に映えるモデルです。
なんとなく見ている私も東洋的神秘の世界に入り込んだ気もしました。



Mido展の会場をこれで後にして、ちょっとセレブな気分で次に行きたいと思います。