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 IOFT2005(第18回メガネの国際総合展)レポート 《Part7》


 今回お届けするレポートは「PROPO DSIGN(プロポデザイン)」です。
1999年に石田岳大氏と奥定敦氏により設立されたデザインユニットです。
単純に"モノとしてメガネが好き"からスタートした彼らの作品はいつも感心します。

PROPO DESIGNの提案する眼鏡は、デザインされていながらも日常にすんなりと溶け込むリアルなモノ。
「いきすぎないデザイン」
それでいてスパイスがほのかに効いている、そんなデザインです。



ではご紹介していきましょう。

このフレームはアセテート素材でフロントからのフォルムはどちらかというとスタンダード!!
テンプルも細身に仕上げていますので、カジュアルすぎることもなくビジネスにもお使いいただけます。もちろん男女関係なく、さりげなくお使いいただけます。

特徴はフロント部分のカットです。写真ではわかりづらいですが、フロントの幅は約4mmありますが、前の3mmに前向きに傾斜をつけてカットしてあるため、上からの光が反射して細身のモデルにも拘らず存在感があるモデルです。


次はサイドのテンプルの付け根に金属をはめてあるモデルです。
もちろん、メガネで一番弱い部分の強度を上げる意味もありますが、デザインでも異素材の組み合わせにより、落ち着いた作品に仕上げています。





最後は今まであまり多く発表されていませんでしたメタルフレームです。

どうしても彼らのデザインはフレーム自体の存在感を大事にしているため、制作上セルフレームが多かったのですが、ここに来て工場の協力により楽しいメタルフレームが登場しました。

立体的なフォルムが特徴で、フロントの目にくる部分と鼻の部分の色をかえ、シンプルなデザインに仕上がっています。

それにより、線の細い素材の持つクールさと温かみのあるカラーリングが見事な調和で完成されています。

大きさも既存のものよりも大きいのですがその大きさを感じさせない、スリムなイメージでお使いいただけます。

彼らは他のファッションブランドともコラボした作品を世に送り出しています。
また、この新作からヨーロッパにも進出することが正式に決定しました。ワールドワイドな活躍が期待されます。